【週替わりの展示会】 江浦 久志 作陶展/江浦 久志(天草市)

 

【週替わりの展示会】


江浦 久志 作陶展/江浦 久志(天草市)

会期・・・・・令和2128()1213()

時間・・・・・9301730※最終日は16:30まで

会場・・・・・熊本県伝統工芸館 2階展示室B

 

ただ今「2階展示室B」では、「江浦 久志 作陶展」が開催中です。

天草陶磁器の作り手・江浦久志さんによる個展です。

 



 

古くは江戸時代から磁器の原料として伊万里・有田などに出荷されていた天草陶石。

天草市で生まれ育った江浦さんは、その陶石の素材を最大限に生かすべく一点一点手作りし、手描きで制作されています。






「本当に天草陶石はいいでしょう」と会場に並ぶ器たちを見て呟く江浦さん。

天草陶石はその白さが高いほど等級の高くなるランク付けをされ、等級が高い石は高級白磁の原料とされます。



こちらの器たちは最高級の石を使用しています。その中でも青みが強く出たり優しい乳白色であったり、一つ一つの器に個性が出ます。堅牢なのにこんなに薄く、しかも持ってみるととても軽いという天草陶石の特徴がよく反映されています。

 




褐色が強く出る等級が低い石も、劣るというわけではなく、砕いて陶器にするとこのような味のある器に。


蝶の羽はあえて絵の具をクシでひっかくことで1枚1枚に違う動きが生まれました。裏側の土色との対比も味わい深いですね。

 




 

こちらは今年のイチオシの磁器「お多福」。

「こんな時代になってしまったからこそ新年に明るく笑い飛ばす何かが欲しいですよね」

家庭や飲食店で思わず明るく笑いがでるように使ってほしいという器たちです。

もちろん1枚ずつ手描きで仕上げられています。

 




 

種類豊富なそばちょこや、蓋が皿として使える茶漬け碗など日常で使いやすい陶磁器が揃っています。










同展は12/13()まで。皆様どうぞお越しください。

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