【週替わりの展示会】 BLeu et BLanc 「青と白」二人展 -日暮窯・六平陶房-/日暮窯(大津町)
【週替わりの展示会】
BLeu et BLanc 「青と白」二人展 -日暮窯・六平陶房-/日暮窯(大津町)
会期・・・・・令和2年12月15日(水)~12月20日(日)
時間・・・・・9:30~17:30※最終日は16:30まで
会場・・・・・熊本県伝統工芸館 1階展示室
ただ今「1階展示室」では、「BLeu et BLanc 『青と白』二人展 -日暮窯・六平陶房-」が開催中です。
熊本の日暮窯(ひぐれがま)江藤裕次郎さん・佐賀の六平陶房(ろくへいとうぼう)六平さんによるグループ展です。
もう15年余の付き合いになるというお二人は、作風は違えど、ともに天草陶石を原料とした磁器の作り手です。
展覧会タイトルの「青と白」が象徴する通り、江藤さんの「トルコブルー」と呼ばれる青い器と六平さんの白磁の器が会場に並びます。
江藤さんの今回のおすすめはしょう油差しや角皿など生活の器。
「最近は皿に力を入れています。
僕の器は直線的な形が多いから、のべ皿なんかは直線の四角の中に動きをつけて面白い感じを出したりして色々実験中です」
こちらはオーダーで作ったという青い鳥。
「小さいひよこが地面をついばんでたり、大きいのはつがいのイメージだったりして面白いでしょ。こういう可愛いのも作るんですよ(笑)」
六平さんは今回、定番の器を中心に花器・飯碗・酒器などを展開されています。
こちらの器のレースのような縁のあしらいは、一度プレーンな鉢を成形したあとに縁を楊枝で広げ、一目一目指で綴じるのだそうです。ぐるりと縁を囲む細やかな手仕事に驚かされます。
会場に並ぶ器たちも、様々な技法を用いて作られています。
わざと手の跡を残して暖かみを出したり、厚く作った素地を鋭く削って面取りしたり、逆に削らず押し付けることで柔らかな形を出したり・・・なんと六平さんの名前を冠した技法もあるのだとか。
「何気なく並べてみたけど、こうやって見ると僕も結構いろいろやってますね(笑)」と謙遜する六平さん。
生活の器の他にも、作品としての器も。
原料が同じ陶石とはいえ、使う釉薬や焼き方によって全く異なる仕上がりになるという磁器。そうしたお二人の作風の違いも感じていただけたらと思います。
同展は12/20(日)まで。
皆様のお越しをお待ちしております。
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