【週替わりの展示会】 田中耕治 作陶展/田中 耕治(阿蘇市)
【週替わりの展示会】
田中耕治 作陶展/田中 耕治(阿蘇市)
会期・・・・・令和2年11月25日(火)~11月29日(日)
時間・・・・・9:30~17:30※最終日は16:30まで
会場・・・・・熊本県伝統工芸館 2階展示室B
ただ今「2階展示室B」では、「田中耕治 作陶展」が開催中です。
阿蘇山を擁する熊本県阿蘇市で制作をされている焼き物の作り手・田中さんによる展示会です。
田中さんの作品の特徴は「阿蘇」のものを使うこと。
阿蘇山の火山灰、阿蘇で採れた土、リモナイト(古くから阿蘇で採れる鉱物。褐鉄鉱・阿蘇黄土とも)、薪をした灰、すすきの灰などが作品の材料です。
そうした材料の組み合わせを変えることで発色の違いが生まれます。
こちらの赤褐色の器と青い器には、リモナイトなど共通した材料も使われていますが他の材料との組み合わせを変えるとこのような違った色が出ます。
今回のメインは阿蘇山の噴火をイメージした花器。
火山が噴火するときには強烈な圧力がかかり、一気に内部のマグマが上昇し山の岩石を押し開いて「火道」という通り道ができます。
その火道に見立てたふくらを付けた花器のシリーズです。
「お花は草心流の先生にお願いしました。
火道からマグマが噴き出る様子に見立てて生けてもらって・・・
草心流は野の花を使うから、この焼き物と相性がいいと思います」
田中さんの言葉通り、会場には野の花が随所に生けてありました。
今回のおすすめをお尋ねすると「奥さんのマスクです(笑)」と控えめな田中さん。
(奥さんお手製の布マスクも会場で販売中です。人気の鬼を滅する柄も・・・)
そうは言うものの、今回の展示会では、花器の他に酒器や皿・カップなどが並び色もボリュームも豊か。
「青いお皿は阿蘇の星空をイメージしています。まぁ、星空はどこで見ても同じなんですけどね」とあくまで控えめな田中さんでした。
同展は11/29(日)まで。皆様ぜひお越しください。
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