【週替わりの展示会】 土と木の二人展/林田 正晴(人吉市)

【週替わりの展示会】 


土と木の二人展/林田 正晴(人吉市)

 会期・・・令和2915()922()

時間・・・・・9301730※最終日は16:30まで

会場・・・・・熊本県伝統工芸館 2階展示室B

 

ただ今「2階展示室B」では、「土と木の二人展」が開催中です。

 













展示会タイトルの「土と木」とは、「陶器」と「木工」のこと。

熊本県の伝統的工芸品「高田焼」の作り手・青木克裕さんと、

同じく県の伝統的工芸品の木工品「人吉挽物」の作り手・林田正晴さんの二人展です。

 

会場には二人それぞれの作品と、それぞれの技術を生かしたコラボ作品が並びます。

 

 

高田焼は朝鮮半島から伝わった焼物の流れを汲み、江戸時代初期から今の熊本県八代市で焼き始められたといいます。

大きな特徴は碧いベースに白色が浮かぶ「象嵌」と呼ばれる技法。

素地に文様を刻み、白い陶土を埋め込むという手間暇をかけて作られるため、どうしても高価になる場合が多いです。

しかし青木さんはその中で、高田焼に触れてもらう間口を広げるため価格帯を手頃にし、デザインも日常で使ってみたくなるものを心がけています。

 

 

先日の豪雨で甚大な被害を受けた人吉地方ですが、もともとは自然に恵まれ木工芸が発展した土地です。

中でもロクロを使い回転させた木に刃物を当てて削り出す木工品が「挽物」と呼ばれます。

挽物は椀や盆など日常使いの器作りに適していますが、加工が難しく削り損ないは許されません。

林田さんは挽物師として制作のかたわら実演や子供向けの箸作り教室なども行っています。

 

 

 

二人のおすすめは、コラボ作品である「ドリッパー」。

木のスタンドを林田さんが、ドリッパーとカップを青木さんが作っています。

それぞれの工房以外では今回のような展示会でしか手に入らない人気商品です。

是非この機会にチェックしてください!

 

 

 

同展は来週922日(火)まで。

皆様ぜひお越しください。

コメント